熊本市中心街に1800人 中国発クルーズ客-熊本日日新聞

熊本市中心街に1800人 中国発クルーズ客

2010年09月01日

 

臨時の案内所で地図を見る中国人観光客ら=熊本市の下通アーケード

 中国発の国際クルーズ船から熊本へのツアー客が1日、当初予定の4倍以上に当たる約1800人に膨らんだ。ツアーの来熊は2回目だが、買い物エリアが熊本市の鶴屋百貨店から急きょ、中心商店街にも拡大。商店主らは中国語の張り紙を作るなど対応に追われた。

 台風による博多港での船止めの影響で日本滞在が延長。人数が増えたことで買い物エリアを広げて対応することになったという。バス48台に分乗したツアー客は熊本城を観光した後、中心街に入った。

 熊本商工会議所や熊本市が、下通アーケード街入り口に臨時案内所を設置。通訳約10人が交差点で案内した。

 上通アーケード街では、同仁堂上通店が売れ筋の化粧品やスキンケア用品などを集めたコーナーを設置。上海市の胡婷亭さん(34)は「街の環境や店の対応が良くて楽しい。日本に来る中国人はこれから増えますよ」と上機嫌。戸田博之店長(45)は「片言の英語と日本語の会話だったが、満足していただけたのでは」と話した。

 一方、下通アーケード街を歩いた山東省の李中成さん(39)ら6人グループは「お目当ての電器店が休み。日本製パソコンを買いたかった」と残念そう。

 滞在時間が2時間と短かったため、百貨店からアーケード街に足を運ぶ中国人客の姿はまばらで、商店街からは「中国語の張り紙をして製品を並べたが、売り上げに至らなかった」との声も。ただ今後の売り上げ増に期待する店も多かった。

 熊本商工会議所の東アジア地域観光客受入促進検討部会の山田哲大座長は「今回の経験を、今後のクルーズ客対応や、九州新幹線鹿児島ルート全線開業後の外国人受け入れに生かしたい」と話している。(蔵原博康、西村日出子)

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