「加藤清正と本妙寺の至宝展」始まる 熊本市-熊本日日新聞

「加藤清正と本妙寺の至宝展」始まる 熊本市

2010年09月15日

 

書画など清正ゆかりの史料が展示された「加藤清正と本妙寺の至宝展」=15日午前、熊本市の鶴屋百貨店(野田徹)

 肥後熊本藩の初代藩主・加藤清正(1562~1611年)と、清正の菩提[ぼだい]寺・本妙寺(熊本市)ゆかりの史料を一般公開する「清正公400年遠忌[おんき]記念 加藤清正と本妙寺の至宝展」が15日、熊本市の鶴屋百貨店で始まった。同展実行委主催。21日まで。

 本妙寺に伝わる古文書や書画、甲冑[かっちゅう]など約1300点のうち、文化的価値の特に高い84点を出品。“セイショコさん”が残した熊本の宝を目にすることができる。

 清正所用の「白檀塗蛇[びゃくだんぬりじゃ]の目紋蒔絵仏胴[めもんまきえほとけどう]具足 蛇の目紋長烏帽子兜[ながえぼしかぶと]」は、加藤家の家紋「蛇の目」が胴にあしらわれ、鮮やかな朱色と高さを強調した烏帽子が数々の戦を勝ち抜いた戦国武将の気概を今に伝える。

 大身槍[やり]は、清正が「賤ケ岳[しずがたけ]七本槍」として戦功を上げた賤ケ岳の戦で使われたと伝えられる。

 清正が夢の中で見た主君豊臣秀吉とのやりとりをつづった直筆書状「ゆめの事」や、朝鮮から連れて来られ本妙寺第三世として寺の再建に尽力した日遙上人[にちようしょうにん]の肖像画も並べられた。

 本妙寺についても1585(天正13)年の大坂での建立から、3年後の清正の肥後入国に伴う熊本城内への移転を経て現在にいたるまでをパネルなどでたどる。一般500円、高校生以下無料。(藤本英行)

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