2010年09月15日
高校生の長女と交際していた男性を刺殺したとして、殺人罪に問われた会社役員上野祐斎被告(43)=熊本市植木町投刀塚=の控訴審判決で、福岡高裁は15日、懲役8年(求刑懲役12年)とした熊本地裁の裁判員裁判の判決を支持し、上野被告の控訴を棄却した。
判決で川口宰護裁判長は、被害者が負った腹部の傷の深さなどから被告の殺意を認め、「一審の事実認定は正しい」と指摘。量刑についても「娘の将来を案じた親心は理解できるが、自制心を欠いた行為は厳しい非難を免れない」と述べ、相当と結論付けた。
上野被告は3月の一審判決に対し「殺意はなかった」などとして控訴していた。控訴審判決後、弁護人は上告しない意向を示した。
判決によると、上野被告は昨年9月8日深夜、熊本市植木町の会社事務所で、長洲町の無職男性=当時(38)=の腹部を包丁で2回刺すなどして殺害した。



